釜ヶ崎からの通信-473- |

<「アンケート調査の件はどうなりました?」 「今は、やってません」>
11月21日、30人で大阪市立大学に行き、「センターつぶしに加担するな、アンケート調査をやめろ」と抗議の声をあげてきました。
校内に入ると、大阪市立大学と書いた腕章をつけた職員たちが職員室に入ることを妨害しました。私たちはその場に座り込み、全員を部屋に入れて話し合いに応じるよう要求しました。
大学側は代表を選ぶよう注文をつけてきましたが、「今日来ている人、一人一人が代表や」とそれを拒否しました。
組合が「バスの中に大学側に来てもらって、参加者全員で話を聞くのはどうですか」と大学側に提案すると「行って話をさせてもらう」と答えたので、バスの中で話をすることになりました。
また大学側は「トイレに行きたい」という労働者に大学のトイレを使うことを認めようとしませんでした。大阪市立大学の倫理委員会はこの大学側の行為の妥当性の可否も判断して下さい。
大阪市立大学を訪ねてきた人に「大学の外の公園のトイレで用をたして下さい」と言うのか!?荒川哲男学長、しっかり教育せえよ。
さてアンケートの件ですが、「アンケート調査、どうなりました?」と聞くと「今は、やってません」と言うので、「これからもやるのか」と聞くと「やらないと思います」との返事。労働者がすばやく「もう500人アンケートをとったらか必要ないと言うのか」と問いましたが、黙って返事はありませんでした。
不公平、不公正なアンケート調査は認めるわけにはいきませんので、今までとったアンケート用紙の破棄と録音テープの破棄を要求しました。これに対する返事は「時間をいただきたい」ということでした。
他にも労働者から「予算はいくら?どこから予算が出ているのか」との質問が出ました。
アンケート調査で、学者という立場、学生という立場を踏み外してセンターつぶしに奔走する姿に大変な違和感を感じます。
労働者を鍵のかかった部屋に閉じ込め、録音まで要求し、あげくの果てはセンターつぶしを洗脳する、こんなアンケート調査なんかないよ。
労働者の人権、人格、心までふみにじってとるアンケート。釜ヶ崎労働者を福原教授や福原ゼミの学生の研究材料に使うな。たった500円分のクオカードをちらつかせ、労働者の弱みにつけ込むアンケート調査は、まさに差別。
労働者の皆さん、優しく近づき、後で牙をむく者たちにご用心。
<12月1日から公園部会が始まります>
去年の3月頃、公園部会の中で、ある自治会の会長から、行政代執行をとりやめることと引き換えに組合のテントを撤去する、との発言がありました。
釜合労は、「大阪市が行政代執行の手続きを取り下げること。そこから話し合いましょう」と返事しました。自治会の会長は「それでは話にならん」と言って、この話は打ち切られました。
その結果は、みなさんご存知のように3月30日、大阪市による行政代執行が強行されました。12月1日から始まる公園部会でまたぞろ多数決で反対意見を封じ込めようとする儀式が始まるのでしょうか。
<藤野さん、上告の手続きをしました。>
大阪市による花園公園強制排除と闘った藤野さん。裁判でも争っていますが、不当にも大阪高裁でも却下されました。藤野さんは納得できないとして、藤野さんは最高裁判所に上告する手続きをしました。最後まで応援をお願いします。
センター1階南端で「南海電鉄は工事を止めよ」「労働者を風化したガード下に押し込めるな」「センターつぶすな、もったいない」の抗議行動、座り込みを行っています。労働者の皆さん、抗議行動、座り込みに5分でも10分でも参加して下さい。それが大きな力になります。共に闘いましょう。
今週の予定
11月27日(月)午前9時30分~12時
11月28日(火)午前9時30分~12時
11月29日(水)午前9時30分~12時
11月30日(木)午前9時30分~12時
12月 1日(金)午前9時30分~12時
2017年11月27日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会
いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460 ファックス(6631)7490